2012年09月

2012年09月29日

第２回　ジャボラＮＰＯ　研修会

「支援者と学校の連携」　
講師：近田　由紀子先生（大阪大学大学院　大阪大学・金沢大学・浜松医科大学・千葉大学・福井大学連合小児発達学研究科　博士課程）
日にち：平成２４年９月２９日（土）

今回の講演会では、元瑞穂小学校　教諭/外国人児童担当の
近田　由紀子先生をお迎えし、
子どもの成長につなげるために
学校との連携の仕方を学びました。

先生のお話から得たことをまとめます。
・支援は誰かが重点的に行ってはいけない。
子どもを指導する担当者どうしが連携することで、
　子どもは安心・安定して学べる。
・外国人児童生徒の支援を行う場合、
教室から取り出して空き教室で行うことが
多いです。しかし、学級で困っているところや
授業の様子を知るために定期的に学級に入って
クラスでの状況を知ることが大切。
・担任の先生等にデジカメや動画を見せ、
　子どものできたことやよさを伝える。
　担任の先生にほめられたことで
　子どもはさらに頑張る。
・指導方針の共通理解をはかるため、
　関係者が集まる会議を開いたり、
　指導記録をつけたりする。

また、こんな質問に答えていただきました。
�〇抉臺�法に迷ったり、支援に難しさを
感じた場合の担任のとの連携の仕方
⇒子どものできないところを担任の先生に伝える。
できる部分を探し、重点的に指導する。
支援中、騒ぐのであれば、騒ぐ理由を考える。
（家庭環境のせい？クラスで大変だから？本人の持っている性質？）
�∋劼匹發稜塾楼幣紊僚病蠅鮹看い�持たせてきたときの対処法
⇒担任とよく相談する。宿題量を調整する。

近田先生のご経験からのお話は、
参考になることばかりでした。
また、子ども達のさらなる成長のために
研究されている先生の姿勢に
頭が下がるばかりです。
子ども達への向き合い方を
改めて考えさせられた一日でした。

＜出席者　感想＞
・「あきらめないで続けていくこと」最後にはこの精神、言葉につきるのだとあらためて感じました。「すぐに専門家の力に頼るのではない」説得力がありました。常に学び続ける先生の姿勢を見習いたいです。
・日々の具体的な悩みを聞いて頂き、アドバイスして頂けたことはとても参考になりました。担任の先生にコミュニケーションをはかって取り組んでいきたいと思います。
・出席してよかったなと思います。具体例をとりまぜながら指導のヒントを与えてくださり、とてもためになりました。指導、支援の内容ももちろん大切ですが、支援する方もされる方も気持ち（心理的なこと）が大事で、何が何でも「教えなきゃ」という強制にならないようにしなければいけないですね。
・具体的な指導方法をいろいろ教えていただき、とても参考になりました。子ども一人ひとりの状態をよく観察し、把握し、どんな指導が必要なのかを考えていくことを心がけていきます。そして、子どもたちが学校生活を楽しく過ごせるようできることをがんばっていきたいと思います。


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